【ヨガは、ポーズ練習だけじゃない】私がここまでヨガを好きになった理由
ナマステ🙏🌞 ドイツ在住アラサー女子ハピ子です!
この記事では、前の記事(ヨガを始めたきっかけと好きなクラス)に続くヨガシリーズとして、私がなぜヨガをここまで好きになったのかについて書こうと思います。
私がヨガを好きになった経緯🧘♂️🧘♀️
最初に持っていたヨガの印象
私がヨガについて知ったのは中学生の頃だったと思います。モデルとか、ハリウッド女優とか、いわゆる綺麗でカッコいい人たちがやっているものでイケてるものだ、という風に思っていました。その印象は基本的には大学生や社会人になっても変わらず、なんだかイケてる人たちがやっている洗練されたスポーツで、瞑想とかもするからメンタルにも良い、働く女性にぴったりの習い事、と思っていました。
通い始めて、全身運動だと知る
ドイツに来てから、週末に特にやることもないのでジムに登録してヨガのクラスに行くようになりました。土日にそれぞれ1回ずつか、多い時は土日合わせて3、4クラスとっていました。ヨガ初心者かつドイツ語もわからないので周りの人を見よう見まねでやっていましたが、普段使うことのない筋肉を動かしたり、あちこち伸ばすことが気持ちがよいし、翌日には筋肉痛になるのでいい運動だなあ、と満足した気持ちでした。
ヨガを始めたばかりの頃は腕の力や肩の力もなく、ダウンドック(下向きの犬のポーズ)やチャトランガダンダーサナ(四肢で支える杖のポーズ)など太陽礼拝の基本となるポーズをするのがきつかったのを覚えています。
アーサナ(ヨガのポーズ)の練習は楽しんでいたものの、瞑想や呼吸法に関しての知識やその効果について全く知らず、瞑想中には寝てしまい頭ががくんと落ちて目がさめたり、シャバアーサナ(練習の最後に行うしかばねのポーズ)でも寝てしまったりしていました。。寝てはいけないということさえ知りませんでした・・・。
すごいポーズも練習すればできるようになる🤸♀️💫
私は割と体も柔らかい方だし運動も人並みにしてきたので(中高バレーボール部、ハーフマラソン数回経験あり)数回のクラスでヨガのコツはつかみだいたいどんなものなのかは理解したものの、できないポーズがたくさんありました。バランスが取れなかったり、腕や肩、脚が疲れてしまったり。ウォーリアー3(戦士のポーズ3)や、半月のポーズ、片足立ちのポーズなどが続くと疲れて途中でギブアップしてしまっていました。ヘッドスタンド(頭立ちのポース)やバカーサナ(鶴のポーズ)などはできるわけない・・と最初は思いました。
ですが、ヨガを毎週続けていたらどんどん腕、肩、脚も強くなってきて体幹も鍛えられてきただけでなく、体の使い方や体重のかけ方がわかってきたようで、腕や脚で自分の体を支えられるようになってきました。例えば、いつも立っている姿勢の時は片足に体重をかけていたのですが、両脚に均等に体重をかけてまっすぐ立っていられるようになり、このことに気づいた時には驚きました。今までいつも片足にいつも体重をかけていたということを知らなかったことに驚いたのでした。こうやって少しずつ自分の体の変化を感じて、嬉しくなりました。
現在はヘッドスタンド(頭立ちのポース)やバカーサナ(鶴のポーズ)などはできるようになり、それらをより長くホールドする練習や、ハンドスタンドの練習をしています。
よい先生との出会い🙏
去年の春から秋にかけて無職になった期間があり、その間毎日1日に2回ヨガに通うという生活を数ヶ月続けていたらいろいろな先生が私のことを覚えてくれるようになりましたが、多くの生徒を相手にしている先生と話したり質問したりしたければ自分から行かなければならず、言葉の壁があることもあり直接話したりしたことはありませんでした。(ほとんどのヨガの先生が英語を話すことが出来るものの、なんとなく。。)
その頃、ある先生のちょっとしたアドバイスがきっかけでヘッドスタンドができるようになったので、その報告をしてみたことがきっかけでその先生(オリ先生、ドイツ人男性、55歳くらい、YTT 500)と話すようになりました。
ヘッドスタンドができるようになって嬉しくってその頃に撮った写真がこちらです。
一見すごいのですが、ある程度の筋肉があって、体のどの部分をどうすればいいのかを体が理解すればできるようになります。私はずっと「どうやったらこう頭で立つことができるのかわからないし、首が折れそうで怖いから練習もできない」と思っていたのですが、「頭は床についているだけで頭で立っているわけではない。腹筋と背筋の力が大切で、そこに腕の力も添える。とにかく腹筋引き締めて首はリラックスした状態で伸ばす。」みたいなことをその先生がクラスの中で身振り手振りで教えていたのを見て、「頭じゃなくて腹筋なのか・・・!!!!」と理解し、家で壁の前で何度か数日練習したらできるようになりました。できた時は本当に嬉しかったです。
インターネットでもやり方やコツを調べたりしましたがそれらを読んでもあんまりできるようになる感じや納得感はなかなか感じられないなあ、と思っていたのですが、実践しないと納得感は得られないこともわかりました。あと、その頃には筋肉も前よりついていたのでできたのだと思います。
ヘッドスタンドの話が長くなってしまいましたが、ヘッドスタンドに関するアドバイスがきっかけで私はオリ先生と話をするようになりました。オリ先生は私がオリ先生のアドバイスで初めてヘッドスタンドができるようになったことを喜んでくれて、その後もちょこちょこと色々なアドバイスをしてくれるようになりました。
瞑想やシャバーサナで寝てしまうという話をしたら、「瞑想とかシャバーサナは寝る時間じゃないんだよ」と笑顔で言ったあとに(笑)瞑想や呼吸法の練習中に寝そうになったら目を半目状態にして開けても良いことや、瞑想中は呼吸に集中していると両鼻の穴が涼しくなることに気づくのでその部分にとくに意識を集中させると良いこと、シャバーサナの時は片腕で肘を立ててて手をあげるようにすれば寝てしまった時に手が落ちるので目が覚めること、をアドバイスしてくれたり、
そのほか色々なアーサナ(ヨガのポーズ)の正しいやり方、意識する部分をクラス全体へのアドバイスとしてや、アジャストメントを通して教えてもらい、鶴のポーズなどもできるようになりました。
オリ先生はその年(去年)の夏イビザでヨガリトリートを開催するとのことだったので、時間もあるし(無職でしたし笑)リトリートにも興味があるし、ということで参加してみることにしました。その後、今年の2月にもオリ先生とそのパートナーによるインドでのリトリートにも参加することになったのですが、ヨガリトリートに関しては別記事でご紹介したいと思います。
上記はほんのきっかけで、もちろんオリ先生は人気なので彼が私を子弟などと思っているわけでは全くありませんが、私がなりたいヨギーはこういうスタイルのヨギーだな、と自分で知っていること、目標があることはモチベーションにもつながるのでよい先生に出会えることはとても大切だと思います。
そのままの自分を受け入れることを知る🌸🌸
私はヨガを通して、すべての人々はそれぞれ違って当然なので他の人と自分を比較する意味がないこと、今存在している自分自身を受け入れて幸せを感じることが大切である、ということを学びました。
私たちは競争社会で生きています。競争する必要などないのに幼い頃から競争させられて、自分と違って当然の自分以外の他人と比べられながら育てられます。一生懸命何かをすることは良いことですし、私も受験や部活、就職活動などで学んだことはたくさんあります。ですが、別にみんな違ってみんないいし、みんなその人の良い部分好きなことを伸ばせば良いわけで、他の人と比較して落ち込むよりは、自分のことに集中して自分を高めることが大切なんじゃないかと思うようになりました。
ヨガでは、自分と向き合うことが大切です。ヨガを通して自分の心と体に向き合うことで自分を知ります。自分の体は自分だけのもので、自分の体を一番感じることができるのも、それを大切にしてあげられるのも、自分だけです。他の人は関係ありません。
こう書くととっても当たり前のことのように思えますが、毎日の生活は他人との比較競争で溢れていて、比較する意味がないのに比較して落ち込んだりしてしまいます。自分と向き合うことや自分の心と体に向き合って感じることの大切さを忘れてしまいがちなんじゃないかと思うのです。
でも、私はヨガ(瞑想、呼吸法、アーサナの練習)をすることで自分と向き合う時間ができて、「私は私で、このままでいいんだ」と思い出すことのできる頻度が増え、自分を受け入れることの大切さを知りました。他の人と比較する必要がないとわかること、私は私のままでいいと心から思えることで世界がぱっと明るくなったし自分にも他人にも優しくなれた気がしています🤗
呼吸法や瞑想で心がクリアになりポジティブになる
呼吸法や瞑想についてはまだまだ勉強中で、どういう効果があってなぜ良いのかなど言葉にできるレベルにありませんが、呼吸法や瞑想をすることで心が落ち着き、整理され、ポジティブになれると感じていて、それもヨガが好きになった理由のうちの一つです。
少なくとも、以前は寝てしまっていた私ですが瞑想もシャバーサナも寝落ちすることなく集中できるようになりました。
長〜くなりましたが、ここまで、私がヨガを好きになった理由についてお読みいただきありがとうございました🙏💕
続くヨガシリーズとして、私がインストラクターを目指そうと思ったきっかけや、イビザとインドでのヨガリトリートがどのようなものだったかを今後記事にしたいと思います🌴🌞