【改札なし!?】ドイツの駅・電車事情(1)
Moin Moin! ドイツ在住アラサー女子ハピ子です!
現在、北ドイツは夏休みシーズン(学校がお休み)なので、いつもより電車が空いています。
ドイツでは州ごとに学校の休みの期間が異なり、また年によってその時期も変わります。
日本ではだいたい同じような時期(7月半ばあるいは後半から8月後半まで)ですが、ドイツでは例えばミュンヘンのある南のバイエルン州は7/29 から9/9 まで、 北ドイツのハンブルク州では、6/27 から8/7まで、と1か月も離れています。
また、去年のハンブルク州の夏休みは7/5 から8/15までと、今年よりも1週間遅かったです。
こうすることで、ドイツ中が一気に夏休みに入ることがないため車の渋滞が減る、とか休暇でかかる旅費が少しでも安くなる、そういういいことがあるのかもしれません。
(なお、学校の休暇予定は、2年先くらいまで公表されているそうです。)
さて、話がずれてしまいましたが、この記事の本題は、ドイツの駅・電車事情について、です!
ドイツの電車の種類🚃
ここでは、街で走っているJRとか地下鉄メトロ、みたいな電車について紹介したいと思います。
ドイツの電車は大きく分けて2種類、"S Bahn" (エスバーン)と”U Bahn" (ウーバーン)があります。
JRみたいにおもに地上を走る電車を "S Bahn" (エスバーン)と呼びます。
Sは街とか市を意味する"Stadt"(シュタッド) の頭文字をとっており、"Bahn"は電車を意味します。
”U Bahn" (ウーバーン)のUは、"Untergrund"(ウンターグルンド)、英語でいうunderground の頭文字をとっているという説と"unabhängig" (ウンアブヘンギグ)の頭文字をとっているという二つの説があるようです。
"unabhängig"とは英語でいうところのindependent、「独立した、自治の、自主の」という意味の単語で、他の州まで広域をカバーしているSバーンと異なり、その街の域内だけしか走っていない、(=自治の?)という意味だそうです。
今までUバーンは地下鉄、と思っていたのですが上述2つ目の説が正しいとすると、もしかしたら地下を一切走ることのないUバーンがあるかもしれません。(確認してみます・・・!!)
ドイツ電車事情🚃
さて、ドイツの電車事情は日本と結構違うのですが、
(1)駅の様子編
(2)乗ってくるもの編
(3)マナー編
の3編に分けてご紹介します。
(1)駅の様子編🚃:改札がない
ドイツの駅には、改札がありません。駅員さんも基本いません。
駅の入り口に切符売り場(マシーン)はありますが、電車に乗る前に、改札を通る必要がないのです。
これは、電車に乗るのがタダ、というわけではなく、もちろん電車代を払っている人のみ電車に乗れます。
みんな電車代を払って乗っている、という前提で改札がないドイツの駅ですがただで乗ろうとする人も当然出てくるわけで、定期的に、かつランダムに、駅の入り口や電車のなかで切符を持っているかどうかのチェックが入ります。
駅の出入口で行われる場合は、それこそ30人から50人ほどの駅員さんたちがズラーっと並んでおり切符を提示して、通してもらいます。
あるいは、電車にドバーッと10人くらいのグループで乗ってきて、電車が走っている間に検査されたりします。
切符を持っていないと、いわゆるキセル行為とみなされ罰金が発生します。💸
その額なんと、60ユーロ、日本円にして約8000円です。高い・・・!!
ちなみに、定期を持っているけど忘れた、という場合はそれが証明できれば少額の罰金で済むようです。
ただ、切符確認に遭遇する確率次第では、60ユーロの罰金は安い可能性も。。
私は定期を持っていて、月に約90ユーロ( 1万円ほど)かかっていますが、月に1回も切符確認に遭遇したことはないです。
遭遇確率が月に1回であれば、月に1回60ユーロ罰金を払う方が毎月90ユーロの定期を買うより安いですが、ブラックリストに載ったりする可能性があるんじゃないかなと思います。
⚠️改札を通る必要がなくても注意しなければならない点が1つ。
ベルリンをはじめとするいくつかの都市では、電車に乗る時間を記録する日本の郵便ポストかそれよりも小さいサイズの「時間記録印刷機」みたいなのがありそれで時間を切符に記録しなければならないというルールがあります。
知らないと気づかないし、目にも入らない存在感のなさです・・・。
私の住むハンブルクにはこのシステムが存在しないため、私は過去にベルリンに遊びに行った際、切符だけ買ってこの時間記録をしそびれたことがあり見事に切符検査に引っかかり、罰金を払わされました。
捕まった場所は、ベルリン中央駅とその隣駅までの電車の中で、その時に捕まっていたのは、私のような外国人か、どう見てもベルリンに住んでない人達。
中央駅とその隣駅までという場所も、どう考えてもベルリン在住以外の人がいる可能性が高いし切符を持っていたけれども記録をしていなかったという人がほぼ全員だったので悪気があって記録しなかったわけではないことは一目でわかるわけです。
そういう人たちから、お金を巻き上げている切符検査員は本当に卑怯だと思い、ものすごく腹が立ったので、猛抗議しました。
当時は今よりももっとずっとドイツ語ができなかったので英語と下手くそなドイツ語と日本語を混ぜてかなり激しく抗議しました。
「記録しなきゃいけないルールを知らなかったのはこちらの無知ではあるものの切符を持っていたし、検査した場所や今捕まっている人たちを見ても罠みたいで本当に卑怯、お金は払いたくない。」と、ぎゃーぎゃー騒ぎました。
知らなかったとはいえルールを守れなかったのは事実なのですが、本当に腹が立ったし60ユーロも払いたくなかったのです。。
そうしたら、「わかった、じゃあ本当だったら2人分の罰金のところひとり分にしてあげるから、さっさと60ユーロ払いなさい。さもなければ、捕まえます。」
と言われたので、納得しきれなかったものの、60ユーロ払いました。
これは本当に嫌な思い出で、しばらくベルリンが嫌いになりましたがもう記録印刷は忘れることはないと思います。笑
(2)乗ってくるもの編(3)マナー編
乗ってくるもの編とマナー編は、ドイツの駅・電車事情(2)に続きます🚃💕
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございます🙏💕