ドイツでは婚姻届の提出でさえ一大イベント! 立会人として参加してきました♪
もいん もいん!ドイツ在住アラサー女子ハピ子です🤗💕
ドイツに来て驚いたことのうちの一つが、子供がいるけど結婚していないカップルがたくさんいることです。
離婚が多いことはなんとなく知っていましたが(思ってたよりもずっと多いことには驚きましたが)結婚してないけれども子供がいるカップルや、何十年も一緒にいるけれども結婚しないカップルがいることは知りませんでした。
さて、そんなドイツでおめでたいことに先日友達カップルが結婚したのですが、婚姻届の立会いに行ってきました。
婚姻届の提出は一大イベント!💐✨
・・・婚姻届の立会い?ふたりで決めた日に行くものじゃないの?って感じですよね。
日本では婚姻届は付き添いなどなく新郎新婦で提出に行き、イベント感が出るシーンとしては届けと一緒に写真を撮る、くらいかと思います。
一方ドイツでは婚姻届の提出は家族や親しい友達がつきそう一大イベントなのです!
婚姻届提出までの手順👰🤵
市役所の予約
ドイツで結婚するには必要な書類を揃えるだけではなく、まず市役所の予約をする必要があります。
市役所も結構混んでいるので希望の日がある場合は早めに確認して予約する必要があります✒️
市役所に参加者が集合👬👭👬👭
新郎新婦と立会人は当日、予約してある時間に市役所に集合します。
今回私が参加した婚姻届の提出には新郎新婦とその娘(9ヶ月のベビー👶🍼このカップルも赤ちゃんが産まれてから結婚を決めていました)のほかに新郎の両親、新郎の姉とその娘ふたり(6歳と8歳くらい。残念ながらこの方は先日離婚が決まり、当然ながら家族イベントには元夫の方は参加されません😢)、私と彼(私の彼がこの新郎の親友なのです)、新郎側の友達カップル、新婦の友達カップルとその娘ふたり、新婦のおじ、合わせて16名で立会いました。
みんなそこそこの正装で参加します。
ちなみに新婦はチェコ人なので新婦の両親は参加せずでしたが、結婚式は2週間後にチェコで予定されていて私はそれにも参加予定なのでチェコとドイツ人の結婚式リポートをその時にできればと思っています🤗🌷
時間になると部屋に通されます。
こんな感じのシンプルながらお花とか絵が飾ってある少し素敵な感じの部屋で、新郎新婦と市役所の担当者が座るデスク(写真です⇩)と、立会いの人たちが座る椅子が30脚ほど置いてあります。
10分ほど遅れて担当者が入ってきました。
それからが長かったのです。。。
婚姻届の提出と受理、晴れて夫婦👏💍💕
婚姻届の提出⇨サイン⇨受理が全体の流れで全部で30分ほどだったのですが、30分のうち28分間くらいは市役所の担当者が喋りまくっていました🙀🙀
私はもう5分を過ぎた頃から疲れてきて全く聞いてなかったのですが(新郎新婦の赤ちゃんをあやしていました笑)話の内容は本当にくだらなく、
「今日は8月9日ですね、今日を選んだ理由は何かあるのでしょうか?今年からは毎年8月9日は素晴らしい日です、毎年祝福してください。
おふたりが出会ったことが素晴らしく結婚にまで至ったほどとは運命の出会いだったのでしょう。
奥様は多くを望みませんので、どうか旦那様、毎年8月9日にはミランやベニチア、あるいはパリなどに旅行するなどこの日を祝福して愛をと感謝の気持ちを伝えてください。
ああ、お二人とも美しく正装されてため息の出るほどのお似合いのカップルです。」
などと結婚を祝福する言葉をつらつら長々と喋りまくっていました。
結婚を祝福してくれるのはいいですがただの市役所で婚姻届を受理してくれる担当なだけの人だし、新郎新婦にとってはなんの思い入れも関係もない人から面白くもない別に役にも立たない話を30分もされてもなんのありがたみもないですよね・・・。
そののちやっっっと、、書類へのサインに移ります。新郎新婦に再度本当に結婚する意思があるのかの確認後、婚姻届にサインをし無事婚姻届が受理されたことになり、そこで初めて立会人もみな立ち上がり拍手し、閉会となります。
閉会とともに立会い人たちが新郎新婦と握手やハグをしてお祝いの言葉を言ったりして市役所での婚姻届の提出は終了します。
なんと、ドイツではこのイベントなしでは結婚できないそうです。(このイベント、というのは要約すると市役所の予約をして担当者の30分くらいの話を聞いてやっと婚姻届が受理されるということです)
市役所の担当者の話はだいたい面白みがないだけでなく担当者がとにかく喋りたいだけで自己満足なものが多いようでこれを好まないドイツ人は多くいます。
話はいいので短めに終わらせてくださいと事前にお願いすることは一応できるようですがそんなお願いが簡単に受け入れられることもないようで結局30分くらいだらだらと話をされるケースが多いようです。
出張サービスもあります🛥🌞
市役所の担当者が出張してくれるサービスもあります。
もちろん出張費用として特別料金がかかりますが、船上パーティなら船の上、灯台で結婚したいなら灯台まで市役所の担当者が来てくれます。
なぜ灯台?って感じですがドイツ人はいろんなところで結婚したがるようで灯台や船上のほか気球に一緒に乗って空中で結婚したり水族館や美術館の中で結婚する人もいるようです。
市役所の人は法に違反しない限りにおいては相談次第でほとんどどこでも来てくれるようです。
そのあとはもちろん、パーティー🎉💃🥂💕
婚姻届の提出と結婚式を別日に行う場合もあれば、婚姻届当日に結婚式するパターンもあります。このカップルの場合、結婚式は2週間後にあるので婚姻届を出したこの日はそのカップルの家で軽めのパーティがありました🍴✨
市役所の時間に間に合わなかった友達なども合流してきて、わいわいがやがや、夜中までやりました🍻🍕💕 個人的にはドイツ語の上達を感じることができて楽しかったです。(以前はパーティは地獄のように辛かったです・・・。)
結婚祝いのプレゼントの趣味が悪い(と思う)
ドイツで結婚するときももちろんお祝いの品みたいなのがあるのですが、お金を贈るのが一般的です。そこまではいいんです。パーティにはお金がかかりますので。でも、送り方にセンスがないと思うのです・・・。
ドイツではお金をデコって贈るのです。例えばお花にしてみたり。
・・・センスなくないですか?
よくわからない額にハート型に折ったお札を入れてみたり。
お金を封筒に入れて贈るのもドイツ人にとっては微妙なのかもしれませんが、このデコり方も微妙すぎて本当にセンスがないと感じてしまうのは私だけでしょうか。。
そんなこんなで婚姻届提出の立会いと、パーティが無事終わりました🤗💐
市役所14時集合から始まり、夜中の2時帰宅まで12時間にわたる長いイベントでしたが、初めての経験で楽しかったです!
ここまでお読みいただきありがとうございました🙏💕